12月14日(月)、第2回共和党フォーラムが開催され、「脱原発で 2050年カーボンニュートラルの日本を実現する」をテーマに鳩山友紀夫(棟梁:代表)※が講演した。
世界では環境問題が緊急の政策課題となる中、環境問題に及び腰であった日本政府、菅義偉首相は「2050年カーボンニュートラル」を打ち出したが、それはあくまで原子力発電の再稼働を前提としてしている。そうした動きに対し、鳩山(棟梁)は、原子力発電にも化石燃料による発電にも依存せず、自然エネルギー発電により安定した電力供給が可能であり、2050年までに脱原発でもカーボンニュートラルの日本を実現できることを示した。
排出される二酸化炭素の削減に関しては、発電部門だけでなく、とりわけ運輸部門で脱炭素化された電力や水素が動力となることにより大幅な排出量の削減が見込めると指摘した。
また、二酸化炭素の吸収の観点からは、森林の若返りのための植林事業、海藻や植物プランクトンなどの海洋植物の育成による海洋緑化政策を積極的に実施することが、カーボンニュートラル社会の実現に重要だと語った。
最後に「常温核融合」にも言及し、さまざまな新しいエネルギーシステムの発展が期待されるとした。
第3回以降も共和党フォーラムでは、様々な問題について参加者と議論し、共和党の進むべき方向を見出していく。
(会場では、COVID-19拡大防止に関する取り組みを行い、本フォーラムを実施した)
※鳩山友紀夫:第93代内閣総理大臣。一般財団法人東アジア共同体研究所理事長。2012年に政界引退をするも、20年に首藤信彦と共和党を結党。現在、同党の代表(棟梁)。
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